東京都青少年の健全育成に関する条例についてのお知らせ
-青少年の性について-


 青少年の皆さんが健全に育つ環境を作るのは大人の責任です。
今、青少年の性行動にともなって、心身の健康を害するさまざまな問題が起きています。
 このため、東京都は平成17年3月、「東京都青少年の健全育成に関する条例」を改正し、青少年の性に関して大人(保護者、青少年の健全育成に関わる者)が責任を持って行うことについて決めました。


改正された条例の内容

○大人は青少年が性に関して慎重な行動をとるよう、伝えなければいけない
また、これに反する社会の動きがあれば、これを改めるようにしなければならない
 なお、特に心身の成長の激しい時期の青少年に対しては、特に慎重な行動をとるよう伝える。

理由 ・異性との交友は、相互の豊かな人格を育むためのものである。
・容易な性行動は、自分及び相手の尊厳を傷つけるとともに、心身の健康を損ねたり、自分では解決できない責任を負う事態を引き起こすおそれがある。

○ 青少年に対し雑誌、本、テレビなどにより情報を提供する者は、青少年に安易な性行動を促すような情報を提供してはいけない。
○ 保護者は青少年と性に関する対話を深めるようにしなければならない。
東京都青少年育成総合対策推進本部

中学生の皆さんに
 
私たちは、子どもたちの性行動をめぐる色々な問題に、大変心配をしています。たとえば「援助交際」です。依然として後を絶たず、悪い大人がたくさんいることに腹立たし思いですが、子どもの方に強いためらいが感じられない事件も少なくなく、ショックを受けています。性感染症も広がり、気づかずにいる人もいるそうです。また、妊娠に気づき、どうしてよいか分からずに苦しむ人もいます。
 皆さんの中には、性行動を急がなければ恥ずかしい、みんなに遅れていると思っている人もいるそうですが、私たちは「そんなことはない、そんな話は信じないで、自分や相手の心や身体を大切にしてほしい」と思っています。
 異性を好きになったり、興味を持ったりすることをいけないことだとは思っていません。私たちもそうやって、大人になってきたのですから。ですが、度を越してはいけないと思います。みなさんに、性という大事な問題で、いい加減な、容易すぎるやり方で、長い人生のスタートを切ってほしくないのです。ましてや、大きな傷を負ったり、負担を背負うことがないようにしてほしいと願っています。
 みなさんの中には「大人がいい加減だ、子どもを大事にしていないんじゃないか」という意見もあるでしょう。たとえば、子どもに良くない情報が流されっぱなしになっていたり、携帯電話などで変な誘いをしている人がいたり、中高生に痴漢をする人がいたりして、何とかしてほしいと思っている人が大勢いると思います。大人も反省すべき点はいっぱいあります。そうした反省の上で、アダルト雑誌の販売方法の改善や痴漢問題対策の女性専用車両のスタートなど、子どもたちを守るための対策に取り組んでいます。大半の大人が、みなさん子どもたちにすこやかに育ってほしいと願っていることを信じてほしいと思います。みなさんとよい社会を作っていきたいと思っています。

東京都青少年育成総合対策推進本部長 東京都副知事 竹花 豊