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校章とその由来
古今和歌集 巻第十七 雑歌上
題知らず
867 紫の一本ゆえゑに武蔵野の草は身ながら哀れとぞ見る
よみ人知らず

本校の校章は、昭和三十五年四月十八日、開校早々に制定された。生徒から図案を募集し、何点かの中から、早稲田君の作品を美術科の佐藤恒教諭の手直しした案が全員投票により選ばれたもので、武蔵野の名草、紫草と鷹の姿を配してある。本校の所在地は、武蔵野台地の第一湧水線にならぶ池の一つ、勝淵神社前の丸池から流れ出す川を挟んだ樹枝状谷の斜面にある。根から紫色の染料の採れる紫草は、現在ではその姿をあまり見かけなくなってしまったが、古今和歌集にも詠まれているように、いにしえには、この付近に白い可憐な花を咲かせていた。紫草の花二つと葉三枚を組み合わせ、祖先が愛し、汗とともに生きた郷土と文化を偲び、受け継いで、素晴らしい未来を築こうとする心を込めている。「中」の文字は、三鷹の鷹の飛翔する姿に見せ、巣立つ生徒の雄々しさをあらわしている。