学校長(副校長)あいさつ
(学校だよりより)

       よく眠り、よく学べ
                                                      

 様々な色の緑を楽しむことができる季節となりました。正門の両脇に咲く白とピンクのハナミズキも満開となり、始業式から一ヶ月経った子どもたちを毎朝出迎えています。新しい学年・学級になって、子どもたちは新しい生活・環境に馴染んできているでしょうか。ぜひご家庭でもお子さんの様子に目を向け、話に耳を傾けて確かめていただきたいと思います。

 四月の保護者会で説明いたしましたが、今年度のにしみたか学園のマニフェストの一つとして、「望ましい生活習慣・学習習慣の確立」ということを掲げました。言い尽くされていることではありますが、学力の向上を図る上での大切な条件の一つとして、規則正しい生活リズムの確立があります。規則正しい生活習慣の中からよりよい学びがもたらされます。直接学力の向上に結びつかずとも、規則正しくリズムを刻んで一日を過ごすことは、人間誰しもが必要としています。人間の体には、昼夜の違いを区別して適応する一日のリズムが備わっているからです。体のもつリズムに合わせた生活習慣をつけ、毎日生き生きと過ごすための土台をつくってやることが私達大人の役目です。

 成長期の子どもの体をつくり、脳を育てるためには、運動・食事・睡眠の3つは重要ですが、規則正しいリズムをつくり出す基本となるのは、なんといってもよい眠りです。昔から「寝る子は育つ」と言われてきましたが、最近は科学的にもそれが証明されてきています。眠っている間に大脳はつくられ、修復され、記憶が整理され、それによって昼間の活動が支えられる、というリズムがあることをご存知の方も多いことと思います。眠ることは、非生産的な状態をいうのではないということです。望ましい睡眠のあり方として大切なことは、やはり早寝早起きであり、決まった時刻に起きることです。しかし、現代のように人間の活動が昼夜を問わず行われる社会では、余程意識をして質のよい睡眠をとるための環境づくりをしていかないと、定着させることが難しくなってしまいます。大人の生活に合わせて子どもの生活サイクルが決められてしまうと、よい睡眠が得られないことになってしまいます。また、体のもつ一日のリズムは24時間より少し長めの人が多いので、自然のままに任せておくと、どうしても決まった時刻に起きられない、学校に来ても活動に集中できない、夜更かし型の生活になってしまう等の影響が出てくるようです。

 望ましい生活習慣の確立は、保護者の協力なしにはできません。また、余り窮屈に考えても定着しないこともあります。各家庭によってさまざまな状況の違いはあると思いますが、各家庭の実情に合った睡眠時間の確保や、早寝早起きの習慣をつくるための工夫をしていただき、子どもたちの健やかな成長を共に実現していきたいと思います。



平成20年5月1日
副校長 諏訪戸 裕子

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