学校長(副校長)あいさつ
(学校だよりより)

      二学期を迎えて

 
 早いもので、1学期もまとめの時期となりました。1学期を振り返ると、子どもたちも、様々な学習や体験、いろいろな人との関わりを通して成長したことがたくさんあったことと思います。一年生にとっては、初めての学校生活で、時間割に沿った生活に慣れることや、学校生活での約束を覚えたりすることなど、身に付けてほしいことがたくさんありましたが、一人一人が担任の話をよく聞いて取り組んでいました。6年生は、最大の行事である自然教室がありました。二小との交流や数々のプログラムを通してたくさんの「自分だけのおみやげ」をもって帰ってきたことと思います。2年生から5年生も、新しい先生や友だちと共に、新しい学年・学級のルールづくりを始めとする学校生活の基礎を築き上げました。成長の様子はなかなか目には見えませんが、各ご家庭でも、親子で確かめ合ってほしいと思います。 
 さて、一学期が終わると、いよいよ子どもたちが楽しみにしている夏休みに入ります。夏休みも子どもたちが大きく成長するひとつの機会です。時間がたくさんあることを生かした過ごし方をしてほしいと思います。今からいろいろな計画を立てているご家庭もあるかと思いますが、是非取り組んでほしいことが二つあります。
 一つは、家の手伝いです。ノーベル化学賞を受賞した野依良治博士は、「家事手伝いは一番身近な理科であり、科学である。理科や科学は、人間が生きていくための知恵である。」と言っています。少し考えただけでも、「なるほど、そうだ。」と思い当たることがあります。例えば、料理の味付けでは、「さしすせそ」の順番で調味料を入れるとよいと昔から言われてきました。塩より砂糖を先に入れるわけですが、なぜその方が味付けがよくなるのかは知りませんでした。ある時、砂糖の結晶の粒の方が大きく、味がしみ込みにくいため、先に入れるのだということがわかりました。経験的に考えることも大切ですが、科学的な根拠の裏付けがあると、物事の道理もよく分かってきます。また、家事は段取りが重要です。家事を通して、要領よく物事を処理する力も自ずと付いていくと思います。ただ、気を付けたいのは、余り考える必要のない手伝いをさせることです。大人の都合ばかりが優先してしまうような手伝いは、あまりふさわしくありません。考える要素のある手伝いを選んでさせるとよいようです。
 二つ目は、言葉の力を培ってほしいことです。自分を見つめるのも言葉、情報や気持ちを伝えるのも言葉、考えるのも言葉です。新しい学習指導要領では、学力定着の重要な要素の一つとして、表現力の育成を強調しています。国語だけではなく、全教科で、記録、説明、批評、論述、討論などの言語を使った活動を取り入れることにしています。家族で会話する機会も多くとれると思います。言葉を通して、考えや気持ちのやり取りができるようにするといいと思います。また、読書にもまとまった時間が取れます。あまり読書が好きではない、という子もいるかもしれませんが、学校で取り組んでいる朝の10分間読書を家でも続けてみるのもよいと思います。
 長い休みです。目的をもって、何か一つは、やり遂げるよう過ごさせてください。



平成20年9月1日
校長 古屋 和生

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