モバイル情報端末(PDA)の活用事例1
校外学習(遠足)4年 多摩湖畔遠足
平成13年4月27日(金)
新規に三鷹市に導入されたコンピュータのモバイル機能は、これから活用の方法を試行し、探っていくものです。4月時点では、まだ、活用の事例はほとんどありませんでした。児童がこの機能を総合的に活用するケースとしては初めての試みでした。テストケースという意味で遠足の場面でどう活用するかを実際に試みた事例です。
活用したPDAの機能
  • GPS機能
    • GPS受信装置を付けることにより衛星の位置情報探査システムからPDAを持つ児童の位置を把握する。
    • 教師用ノートPCから地図情報を取り込み、自分のいる位置を地図上で確認する。
    • 位置情報のうちの高度計測により、現在位置の高度を把握する。
  • デジタルカメラ機能
    • デジタルカメラ装置を取り付け、30万画素の画像情報を収集する。
  • PHSによるインターネット機能
    • GPSで把握した位置情報を教師用ノートPCに送信する
その他の装置
  • ポケベル
    • 児童の集合や連絡用に使用。教師用PCからPHSによる連絡やPHS電波の届かない場所では、携帯電話の電波を使用する。
活動内容と活用状況 
1. 武蔵村山駅〜狭山緑地への歩行
GPSと地図表示
グループ行動時の自分の歩いている位置の確認
地図情報を読みとることが容易に行える。地図画面はは常に北が上になるため、方位磁針で北を把握する必要がある。
2. 狭山緑地でのフィールドアスレチック
位置情報の送受信
PHS電波の受信状況の確認
狭山緑地は湖畔の傾斜地で、樹木に囲まれている上に住宅地から離れている。この条件の下でPHS電波を受信することが確かめられた。
位置情報の把握
公園内で児童位置をより正確に把握するには、公園内の詳細な地図情報が必要である。
ポケベルによる集合 遊びに夢中になっている児童には、音で合図が送られることで、集合の合図が把握しやすい。人数の多い団体が一緒だったが集合も速やかに行われた。
集合場所や、教師の待機場所も選択の幅が広がる。
3. 多摩湖畔(堤防)
デジタルカメラによる取材(画像撮影) 4年社会科「水道」の学習の材料として多摩湖の取水塔や湖の様子を児童は思い思いに撮影した。30万画素(640×480ピクセル)の画像はプリントアウトにも手頃な大きさである。
GPS位置情報での高度の把握 ここから、武蔵野浄水場(三小学区に隣接)まで、水道管が通っている。ここの高度と三小付近の高度を測定することで、高度差による送水の仕組みがイメージできる。
4. 多摩湖畔(堤防下公園)
位置情報の送受信 PDAが近いとマークが重なってしまい、情報が読みとりにくい。広がりをもった活動にこそ、機能が発揮できる。
ポケベルによる集合 広い場所での集合は時間のかかるものであるが、ポケベルを持つ子が近くの子に合図があったことを教え合い、コミュニケーションもとれた。ポケベルの音を他の子が聞くには、しばらく鳴らしておく必要があるが、すぐに切っても教え合いが見られてよかった。

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